【留学体験談】I.BREEZE|フィリピン留学経験者にインタビュー(26歳・社会人)「ワーホリの第一ステップとして」
今回インタビューにご協力頂いた方
ワーホリ対策として初めてのフィリピン留学へ
―留学先と時期を教えてください。
フィリピン・セブ島へ、2022年9月~12月まで3か月間行きました。
―どうしてセブへ留学されようと思ったんですか。
もともとワーホリに行きたいと思っていて、その為に英語力を伸ばしたいと思いフィリピン留学を決めました。フィリピン留学は費用が安く、マンツーマン授業が多いことから英語力を伸ばすにはうってつけだと思い、フィリピンを選びました。
実際、ワーホリ前にフィリピン留学をされる方は結構多いです。
学校選びはアクセス性と国籍比率を重視
―留学先の学校を教えてください。
「I.BREEZE」に3か月間通っていました。
―学校選びのポイントは何ですか。
3か月って結構長い期間だと思うので、休日も出かけられるようにアクセスが良い場所、あとは多国籍の学校を条件に探していました。実際、アヤラモールやSMシティモールまで徒歩で行ける距離だったので非常に便利でした。
―I.BREEZEさんの特徴を教えてください。
セブではそこそこ大きめの学校だと思います。正確な人数はわかりませんが、80人くらい居たんじゃないかな?私が行った時期はちょうど大学生の夏休み期間だったので、日本人は大学生が多かったですけど、3か月過ごしていく間にだんだん社会人の方も増えてきて、卒業時には私と年齢の近い20代後半から30代の方もたくさん居ました。
―I.BREEZEさんの部屋の設備や住環境はいかがでしたか。
綺麗な施設だったと思います。フィリピンは部屋にゴキブリが出るのを覚悟で行ったんですが、3か月間一度もなかったですし、虫が簡単に入るような構造ではなかったです。設備も比較的新しかったので。
―お話を聞いていると良い学校という印象を受けたんですが、ここは直してほしいと感じたところは何かありますか。
そうですね、ひとつ…洗濯機ですかね。一応ちゃんと動くんですけど、結構古くて。野外に置いてあるので周りに虫も出るし、雨の日は地面がぬかるむので少し憂鬱でした。
―I.BREEZEさんの特徴のひとつに多国籍とありますが、実際どうでしたか。
行ったときは大学生の夏休みと被っていたこともあり、全体の6~7割が日本人だったように感じました。それもあって部屋は4人中3人が日本人でした。ただ夏を過ぎたくらいで日本人が減り他の国籍も増えたので、本当に時期によると思います。他の国籍で多かったのが、韓国人です。次に台湾やベトナム・中国人などアジア圏、あとはサウジアラビアなどの中東やアフリカから来ている学生も居ました。結構多国籍だと思います。
3か月間で確実に成長を実感できた
―3か月の留学でどれくらい英語力が伸びましたか。
私はもともとTOEICとかの勉強はしてたんですけど、話すことが全くできなくて、最初は言いたいことが伝えられなくて苦労したんですが、3か月間のマンツーマン授業の中で話す機会が多かったので、今日あった出来事とかは簡単な英語で伝えられるくらいにはなりました。あとは留学生活を通して、英語を話すことに対する抵抗がかなり少なくなりました。
―どのくらいの期間あれば変化が出てくると感じましたか。
私の場合は1か月ではあまり変わらなかったので、結果2~3か月あってよかったなと思います。
―マンツーマン授業での先生の力量について実際どうでしたか。
私は自分でこうやって授業してほしいとかを先生にリクエストしていたので、授業での不安とかは特になかったです。先生たちも私に合わせたやり方にしてくれていました。もっとスピーキング練習したいとか、ここはわかるから飛ばしたいとか。わからないところもどんどん質問していました。要望があれば、ちゃんと伝えれば応えてもらえると思います。
私が感じたのは、フィリピン人の先生はポジティブな人が多くて、テスト前にプレッシャーでへこんでいるときも、「あなたなら出来るよ!」「楽しめばいいよ!」って励ましてくださいました。先生たちにモチベーションをもらいながら勉強を頑張れたので、これもフィリピン留学のいいところだと思います。仲良くなった先生とは、帰国後も未だに連絡をとっています。時々電話をするので、無料で英会話練習ができています(笑)。
先生との距離が近いのもマンツーマン授業の魅力のひとつですね。環境をうまく利用すれば英語力もぐんとアップします。
平日は勉強、休日は旅行など遠出をすることも
―授業のある日はどう過ごしていましたか。
私は最初の授業が8時からだったので、7時に起きて朝食を食べ、授業に出ていました。空きコマが所々あったので、その時間は部屋に帰って昼寝をするか、宿題や予習をしていました。最後のコマは18時までだったのでその後夕食、夕食後は基本的に勉強をしてました。
―結構夜まで勉強される方が多いんですか。
完全に人によるんですが、割合的には放課後ご飯や買い物にふらっと出かける人が多かったです。私もそういう日もあったんですが、平日は勉強したいと思って部屋にこもる日も多かったです(笑)。
―4人部屋での勉強はどうでしたか。
他のルームメイトが部屋にいる場合は、結構大きめの声で話しているとそっちに引っ張られてしまうこともありました。一人のときは部屋で勉強できるんですけどね。なんで、他のルームメイトがいるときはなるべく自習室を使って勉強していました。
―今だから言える、4人部屋での苦労はありますか。
4人が完全に一つの部屋で生活するので、一言でいえば大変でした。例えば、起きる時間・寝る時間が全員バラバラなので、私が一番早く寝て一番早く起きていたんですが、起きたときは電気を付けずにスマホのライトで化粧をしていたし、寝るときは明るい中布団を被って耳栓して寝たり。そういうのに耐える覚悟がないと4人部屋は難しいかもしれませんね。1人部屋に比べて大変な思いをする代わりに、めちゃくちゃ楽しいですよ。
―4人部屋の国籍比率はどうでしたか。
日本人3:韓国人1で、部屋の中でも英語を使う環境でした。日常的に他の国籍の人と話す環境は英語学習にはとても良いと感じます。日本人の人と居たら絶対に日本語を使ってしまうので、そういう英語を使わざるを得ない環境になるべく身を置くことも大事だと思います。
―フィリピン留学は安い、というイメージがありますが、実際どうでしたか。日常生活でお小遣いはどれくらい必要でしたか。
外食は意外と安くなくて、毎晩のように外食していると、たぶん日本に居るよりもお金がかかると思います。普通のレストランだと400~500ペソ(1000円くらい)はかかります。本当にローカルなお店に行けば安いですけど。
ただ私は休日は結構旅行に行っていたので、それでお金を使いました。
―平日は学校の中で勉強、休日は旅行に行かれてたんですね。旅行はどういった場所に行かれましたか。
セブの有名な観光地は制覇したと思います。市外だとオスロブ、モアルボアル、ボホール、あとはマクタンから行けるアイランドホッピングとかも行ってましたね。マクタン島のアイランドホッピングは近いので日帰りで、ボホールは少し遠いので、私は泊まりで行きました。
―アヤラモールなどのモールにもよく行かれてたということですが、タクシーは使っていましたか。
歩ける距離なので徒歩が多かったですが、雨の日とかはタクシー使っても70ペソ(150円くらい)とかで行けたので、安いです。日本のタクシーよりはフィリピンのタクシーは安かったので、タクシーガンガン使ってる人は使っていましたね。私はそこにお金を使いたくなかったのでなるべく徒歩民でした。
意外とショッピングモールの中は物価が日本と変わらなかったりしますよね。削れるところを削るのも大事ですね。
そうですね。ユニクロとかH&Mとかのブランドは日本の方が安くて驚きました。なんでもかんでも安い訳じゃないんだと思いました。
フィリピンでスマホを盗まれた
―タクシーで怖い思いをしたと聞くことがありますが、実際そういった目に遭ったことはありますか。
私は特になかったですね。よく喋ってくれるドライバーと無口なドライバーと二極化してましたけど、ぼったくりとかは…あ、一個、マクタン島に旅行に行ったときに、タクシーに乗って行先を伝えたんですが、マップで行く最短距離じゃない道を通って、料金を高めに要求されたことがあります。その時は強めに出て「あなたが道間違えたからでしょ」って言って、多少安くしてもらいました。ぼったくりだったのかわからないですけど、注意です。
―フィリピンの治安が心配という方も多いと思いますが、危険な目に遭ったエピソードはありますか。
学校近くのナイトクラブでスマホを盗まれました。ルームメイトの一人が誕生日だったのでそのお祝いに4人で行ったんですけど、ルームメイトと私、二人同時に盗まれました。私はチャック付きのかばんに入れていたんですけど、気づいたらスマホだけ無くて、、怖かったです。フィリピンでスマホ失くしたら、もう絶対見つからないですね。
人が多いところでは絶対に気を抜かない方がいいです。ナイトクラブとか、市街地のナイトマーケットとか。自分は大丈夫と思うかもしれないですけど、気づいたら一瞬で無くなっているので。気を付けてください。
留学は、自分にとってすべてが新しいこと
―最後に、今回の留学を一言で表すと何ですか。
「冒険」です。発展途上国に住むことも、留学も、すべてが未知だったので、色々失敗もあったんですが、楽しめました。
いいことも悪いことも含めて新しい経験ができたということですね。
インタビューにご協力いただきありがとうございました。
ありがとうございました!