留学先でホームシック!つらくなった時の対処法は・・?症状や時期、原因について知って、寂しさを乗り越えよう!

目次

ホームシックとは?

ホームシックのイメージ

ホームシックとは、慣れ親しんだ環境から離れ、初めての土地に対応しようとするストレスによって引き起こされる心理状態のことを指します。

海外留学など、生まれ育った環境から離れた環境で生活していると、精神的ストレスが溜まり家族や友人を恋しがって、異常に寂しい気持ちになることはありませんでしょうか?
恐らく、この記事を読んでいる多くの方が少なからずホームシックのような感情を感じたことがあることでしょう。

Harry

通常ホームシックと聞くと、子供が感じる感情というイメージを持つ方も多いかと思いますが、子供でも学生でも大人でも起こりうる、ごく自然な現象です。

留学中ホームシックになるのはいつから?期間はどれぐらい?

留学中ホームシックになるのは、2~3ヶ月後が多い

ホームシックになってしまうタイミングは、人それぞれですが、ある程度異国での生活に慣れてきて、心に余裕ができた、留学を始めて2~3ヶ月後にホームシックになる方が特に多いとされています。

留学を始めてすぐの時期は、今までの生活とは、異なる環境や知らない文化に適応するため、日々を忙しなく過ごすことになるでしょう。しかし、少しずつその生活にも慣れ、生活にも心にも落ち着きを取り戻し始めた頃に、ふと日本が恋しくなる人が多いようです。

また、具合が悪い時や、生活で何かしらの問題が発生した時など、ちょっとしたきっかけでホームシックになってしまう場合もあります。

ホームシックになる期間はどのぐらい?

ホームシックの症状は、一度感じ始めるとその後ずっと感じるものではありません。
通常は数日~2週間ほどで解消される場合が多いです。

ほとんどの場合、一時的な感情によるものや、留学によるストレスによるものであり、寝たり、時間の経過とともに解決することが多いです。

しかし、ホームシックは重症化するとうつ病などの気分障害につながることもあります。
ホームシックの症状が長く続くようであれば、無理せずに誰かに相談するなどの対策を行いましょう。

悪化する前に、病院などで専門家に見てもらうことが大切です。

ホームシックの症状

症状①:涙が意味もなく出てくる

ホームシックの代表的な症状として、突然悲しい気持ちになり、意味もなく涙が出てくることがあります。

寂しさで、胸が押しつぶされそうになったり、涙が止まらなくなったりする場合はとても注意が必要です。なにか嫌なことや辛いことがあったわけではないのにも関わらず、ふと涙が出てくることもホームシックの症状のひとつです。

現地の生活に慣れ、落ち着いたころでも、寂しさや、孤独感に襲われることは珍しいことではありません。

症状②:食欲がなくなる、食べ過ぎる

ホームシックの症状で、食欲がなくなったり、食事を摂りすぎてしまうといった症状も挙げられます。

ストレスを抱えることによって、食欲が湧かなくなり、急激にやせてしまったり、留学中のイライラや情緒不安定になった感情を、食欲に向けたことによって食べ過ぎてしまったり…

食欲不振や、過食は、健康状態に大きく関わってくる問題です。自分でも気がつかない間に、留学による環境の変化によってストレスを抱え込んでしまうこともあるので、留学中、健康に過ごすためにも注意が必要です。

症状③:日本にいる家族(友人)と必要以上に連絡を取る

ホームシックになると、日本にいる家族や友人を急に恋しく感じて、連絡を頻繁に取るようになる人も多いです。

実家にいた時は、家に帰ると当たり前に家族がおり、わざわざ連絡を取るのも億劫に思っていたような家族に対して、電話をしたり、友人に対しても、普段よりも頻繁に連絡をするというような行動はホームシックの傾向の一つです。

家族や友人と、留学中に連絡を取ることは大切ですが、連絡の頻度が極端に増えていると感じる場合には注意が必要です。

症状④:人と会うのが億劫になる

孤独感から、部屋に引きこもってしまい授業に行けなくなってしまう方もいます。

授業についていけないことや、ほかの学生と英語で会話をするのが怖いと思うことが、引きこもってしまう原因となっています。

また、ほかの人と交流をしないことによって、さらに人に会うことが億劫になり、ますます引きこもりが加速してしまうこともあります。うまく友人が作れず、外に出ないで、家に引きこもりがちになると、スマートフォンで暇つぶしをすることも多くなるでしょう。

無意識のうちにSNSを開き、日本にいる家族や友人の楽しそうな姿を見ることで、さらにホームシックが加速してしまう方もいます。日本で過ごしていても、寂しさからSNSで友人のチェックをしてしまう経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?

ホームシックの原因

原因①:環境の変化

ホームシックになる、特に大きな原因として挙げられるのが、今まで過ごしていた環境とは、全く異なる状況で過ごすことによる環境の変化によるストレスです。

海外で生活を開始すると、異なる文化にうまく馴染めず、生活がうまくいかないと感じ、精神的にストレスを感じやすくなってしまうようです。

留学は、始めて会う人、違う言語、違う文化など、日本とは異なる新たな環境において、新しい生活をおくることによって精神的にとても疲れやすい状態になっています。自分の住み慣れた家から離れ、留学先の寮やホームステイ先での生活、学校での勉強や新たな人間関係に慣れるまで、ストレスを感じたり、孤独感や不安を感じやすいなど、ホームシックになりやすい要因がたくさんあります。

海外では、電車やバスの利用方法が日本とは仕組みが異なっていたり、買い物をする際にもお金の単位が異なるため計算に一苦労です。このような、日常生活を送る上でのちょっとした場面でストレスを感じることも多くあります。

原因②:英語が話せず自信を無くす

留学をするにあたって、日々の生活の中で英語を使用することになります。

そのため、英語がうまく話せないと、授業についていけず焦りを感じたり、英語で発言することが怖いと感じるようになったり、周りと比べ英語を上手く話すことができない自分に嫌気がさし、自信をなくしてしまうことがあります。

また、言いたいことが伝わらず、イライラしたり、さらに誰かに話しかけることに不安を感じてしまうかもしれません。自分が想像していた理想の留学生活と現実とのギャップから、ホームシックになってしまう人も多いです。

原因③:友達ができない

ホームシックになる大きな原因に、友達ができないということも挙げられます。

留学中に大変なことがあったとしても、仲の良い友人ができれば乗り越えられることはたくさんあります。
ですが、現地で友人をうまく作ることができず、相談する相手もいないため、ストレスをそのまま溜め込んでしまうといった人も少なくありません。

ホームシックになりやすい人の特徴

なりやすい人の特徴①:英語に自信がない

英語に自信がないという人はホームシックになりやすいです。自分の英語力に自信がないと、英語を使うこと自体が怖くなってしまいます。

留学中、日常生活においてほとんどの場面で英語を使用することになります。そのため、英語を使うことに抵抗感を覚えると、他人との交流を避けるようになってしまいます。

なりやすい人の特徴②:内向的で消極的な性格

内向的で、自分から積極的に行動することが苦手な人、周りの人に声をかけるのが苦手な人も、ホームシックになりやすいです。

留学では、周りと積極的に話したり、自ら行動しなければいけません。初めての留学だと特に、消極的になってしまいがちでなかなか行動するのが難しいと感じる人がほとんどです。

しかし、自分から話しかけないと、現地で友達ができるきっかけもできず、より寂しい思いをしてしまいます。友だちがいないと、相談に乗ってくれる相手もいないため、留学中の悩みやストレスをためこみやすくなってしまいます。

自分から積極的に行動を起こすのはとても勇気のいることですが、思い切って話しかけてしてみましょう!

なりやすい人の特徴③:日本に友人が多い

日本に友達が多い人、友達と離れたくないと感じている人は、ホームシックになりやすいです。特に、留学生活がうまくいないタイミングは注意が必要です。

また、SNSが原因となって、ホームシックになる可能性もあります。SNSは、手軽に家族や友人の近況を簡単に知ることができる便利なツールではありますが、楽しそうな家族や友人の様子や、友人同士で集まっている様子などを投稿で見て、寂しさを感じ、それがストレスの原因となります。留学中のSNSは使い方に要注意です。

うまく友人が作れず、外に出ないで、家に引きこもりがちになると、スマートフォンで暇つぶしをすることも多くなるでしょう。無意識のうちにSNSを開き、さらにホームシックが加速してしまう方もいます。

留学中は、日本にいる友達と距離を置いて、留学先での友達作りに専念するのがよさそうです。

また、家族と仲がいい人や、元々実家で暮らしていた人も、ホームシックになりやすいです。家に帰るといつも誰かがいて、家族と他愛のない話をしたり、ご飯を一緒に食べたりと、帰る家があるありがたさに気づき寂しくなります。

ホームシックの対処法

相談している様子

対処法①:誰かに相談する

留学中は、文化、言語などが全く異なる場所で生活するため、だれでも寂しさを感じるタイミングが来ます。そのため、ホームシックを予防、軽減するためには、寂しさや孤独感を感じにくくする環境を作ることがとても重要です。

もし、ホームシックになってしまい、つらくなった場合、日本にいる友達や家族など、自分の本音が言える人に話を聞いてもらうことで解消するでしょうまた、留学先の友人やシェアメイト、クラスメイトにも話をきいてもらうと、気持ちを分かってもらえて、力になってもらえるはずです。

共感をしてもらえると、自分だけじゃないことに気づき、寂しさがまぎれるかもしれません。話を聞いてくれる友人がまだできていない場合は、学校にいるカウンセラーの力を借りてみてください。留学によるホームシックでカウンセラーを頼る人は多いので、適切なアドバイスをしてくれる可能性が高いです。

ホームシックを予防するための環境づくりとして、留学中はシェアハウスホームステイなど、誰かと一緒に生活することをおすすめします。誰かと一緒に生活をすることで、寂しさや孤独感を紛らわすことができます。また、ホームシックになったときも、人と一緒に過ごすことで孤独感が薄れ、寂しい気持ちが楽になります

対処法②:友達を作る

英語がうまく話せずに、現地の友達を作ることに苦戦しているのであれば、現地で日本人の友人を作るのもおすすめです。言葉の壁の問題がないため、苦労せずにコミュニケーションができ、ストレスに感じません。

現地の友人も作れるような工夫も必要です。例えば、学校で行われるイベントや集まりは、通常の学校生活と比べ、コミュニケーションを取りやすいです。うまく話せないからと閉じこもっていると、友人を作る機会も失ってしまいます。ぜひ思い切って参加してみましょう。

また、予定をパンパンに詰め込むのも一つの対処法です。好きなことに熱中したり、気にする暇もないくらい忙しくしたりすると、いつの間にかホームシックだったことも忘れられますホームシックに感じた時は、友達と出かけたり、仕事や英語の勉強の予定をあえてたくさんいれて、一人でいる時間を少なくすると、気づけば充実した留学生活を送ることができるでしょう。

対処法③:留学の目的に専念する

ホームシックになってしまうと、気分が下がり、留学が嫌になってしまい、日本に帰りたい気持ちが膨らんでしまいますが、何のために留学をしているのか、自分が留学している目的を思い出しましょう。

やりたいことなどを叶えるという強い気持ちと、前向きな気持ちを持つことが重要です。

留学生活には必ず終わりが来ます。帰国する日に、留学生活を振り返って、後悔がないように、留学の目的を思い出して、留学先での生活をいつも全力で楽しみましょう。

また、学校の授業に集中することも、ホームシックを予防する有効な方法の一つです。留学中は、授業や課題に追われることも多いでしょう。毎日忙しくしていると、孤独感を感じる時間が必然的に減ります。

対処法④:一時帰国も考える

どうしてもホームシックがつらくて、耐えられない場合、無理せずに一時帰国することも選択肢の一つです。

留学中に一時帰国することが恥ずかしいと考える人もいますが、全くそんなことはありません。ホームシックの症状が重くなると、日本に帰ることしか考えられず、勉強が手に付きません。人には何事も限界があるので、日本に帰りしっかりと休息し、気持ちをリセットすることも大切です。

お金の問題などもあると思いますが、どうしてもつらい場合は一度帰国することも視野に入れてみるのも大切です。

まとめ

今回は、ホームシックになってしまう原因や、もし留学中にホームシックになってしまった時の対処法についてご紹介しました。

ホームシックは誰にでも起こりうる症状です。
ひとりきりで抱え込まずに、周りの相談できる人に相談してみましょう。
悪化する前に、解消することがとても大切です。

原因や対策を知り、ホームシックとうまく向き合うことができれば、留学生活をより充実したものにさせることができます。

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