フィリピンの文化を徹底解説!言語・国民性・習慣・特徴について!公用語は英語?日本との違いは?

今回は、フィリピンに行く前に知っておきたい「フィリピンと日本の文化の違い」について解説します!

留学をするとなると、どうしても現地で日本との文化の差に驚くことがあると思います。フィリピンの場合ももちろん日本とは違った価値観や文化があります!

現地の文化や習慣を理解することは留学をする上で非常に大切なことであるので、今回の記事を読んで、きちんとフィリンピンの文化について知ってから渡航するようにしましょう🌟

目次

フィリピン文化(社会編)

国民の大半はカトリック教徒!

セブ市内のサントニーニョ教会

フィリピンでは、国民の多くがキリスト教を信仰しており、週末に教会へお祈りに行く人も多くいます。そのため、週末は特に交通渋滞で道が混雑します⚠

クリスマスはフィリピンで最大のイベント行事!多くのフィリピン人は、1年中クリスマスを楽しみにしているようです!街中やショッピングモールでは9月頃からツリーなどの飾り付けが始まり、クリスマスまでのカウントダウンが始まります。クリスマスシーズンが世界一長い国とも言われているようです。当日は家族でご馳走を用意するのが一般的で、プレゼントなども用意します!

基本的に英語は通じる!

フィリピンでは約80の言語が話されていると言われており、フィリピン人はフィリピンの公用語(タガログ語)のほか、英語、地域の言語(セブの場合はビサヤ語)を話します。中心部以外に住む子どもたちは、同時に3つの言語を学習しているというので驚きですね。英語は第二言語として浸透していますので、基本的に店員やタクシー運転手には英語が通じます。

フィリピンでは2012年より義務教育の期間を12年(初等教育6年+中等教育6年)と定めており(2023年1月時点)、その後大学や専門学校へ進学したり、就職したりします。しかし、貧困の問題により学校へ行きたくても行けない子どもがいるのも事実で、これは発展途上国の大きな問題のひとつです。

女性が活躍する!

フィリピンでは女性が活躍する

フィリピン社会では多くの女性が働いており、女性管理職の割合はアジアでもトップクラスと言われています。

女性が多く活躍する背景

  • 家事や育児を妻の仕事とせず、夫もしくはヘルパーさんに任せるケースが多い
  • そもそも産休・育休の制度が無いに等しいため、出産後も働き続ける人が多い

学歴に関しても女性のほうが高学歴である場合が多く、学校の講師はほとんどが女性です。反対に男性は、学歴が低い人が多いために安定した職に就くことが難しく、女性を頼りにすることも多いようです。

貧困格差が大きい

貧困

男女間の格差は少ない一方で、フィリピン国内の貧困の格差は深刻なものとなっています。フィリピンでは、一部の富裕層とその他の貧困層で構成されており、この2つの層の間である中間層があまりいないのです。

経済格差が大きい背景

  1. 教育による格差富裕層は私立学校に通い、貧困層は公立学校に通います。良質な教育を受ける富裕層は良い就職ができる一方、貧困層はなかなか仕事を得ることができず、ますます貧富の差が広まってしまいます。
  2. 仕事が少ないフィリピンの総人口に対して働き口が少ないのも背景の1つです。海外に出稼ぎに行くなどしない限り、国内で安定した収入を得ることは難しいと言われています。
  3. 都市部の産業未発達…農村などで安定した収入が得られない人たちは都市部へ流れ込みます。しかし都市部においても企業は限られており産業も未発達であるため、結局職を得ることができないという状況に陥ってしまいます。このような都市部への労働者の集中も解決しなければなりません。

フィリピン文化(性格・考え方編)

とにかくフレンドリー

フレンドリーなフィリピンガイドさん
Harry

筆者がフィリピンに到着してまず初めに驚いたのは、空港職員のフレンドリーさです🌟全く仕事と関係ないプライベートな質問もたくさん受けました(笑)。

人によってはズケズケと質問されて嫌な気分に感じるかもしれませんが、これはフィリピン人の持ち前の性格で、全く悪気はありませんのでご理解を。語学学校の講師はもちろんショッピングモールの店員やタクシー運転手などもとても明るくてフレンドリーな人が多いです。多くの人は自分に自信を持っていて常にポジティブに考えますので、話していると自分も良い影響を受けられそうですね!

時間にルーズ!?

「フィリピンタイム」という言葉があるように、フィリピン人は基本的に時間にルーズ。30分の遅刻は当たり前、という認識です。現地の人と出かける待ち合わせをする場合や現地イベント等は、その点を理解してゆったり待ちましょう。とはいえ語学学校の授業や旅行のツアーは時間通りに始まりますのでご安心ください!

家族を大切にする

フィリピン人は、家族を非常に大事にします。家族の用事を理由に遅刻したり休暇を取ることに対して誰も文句は言いませんし、家族と過ごす時間を大事にするので仕事で残業することもほとんどありません。親戚も含め家族に何かあった際は面倒をみることが当たり前で、若くして兄弟の学費や家族の生活費を支える人も多くいますし、高い賃金を求め海外へ出稼ぎに行き得たお金を家族に送金しているケースも少なくありません。

貯金はしない

フィリピンペソ

フィリピン人は「今が楽しければそれで良い」と考える人が多いため、基本的に貯金をしません。貯金をするための口座を持たない人が多いので、銀行口座の開設は普及せず。給料が入ったらすぐに使ってしまい、次の給料日までは家族や友人にお金を借りて乗り切る・・ということもあるようです!

Harry

ちなみにフィリピンではお金の貸し借りは当たり前で、持てる者が持たざる者を助ける文化が浸透しています。実際に筆者の通っていた語学学校の先生は友人・家族によくお金を貸してくれと頼まれるらしいのですが、返済の催促はしないそうです。日本人からしたらなんて心が広いんだ、と感心してしまいました・・・。

フィリピン文化(生活編)

トイレは紙が流せない

トイレ

これは留学を考えている人は知っておかなければならないルールの一つ。フィリピンのトイレにはトイレットペーパーが流せないので、ごみ箱に捨てなければなりません!

フィリピンのトイレの配管はとても細く、トイレットペーパーを流すと詰まってしまうからです。また、基本的に外出先ではトイレットペーパーが設置されていないことも多いので、ティッシュやウエットティッシュを持ち歩く必要があります

またトイレにも種類があり、施設のランクや地域によってさまざまですが、便座が無く中腰で用を足すトイレや、流すレバーが付いておらず、桶から水を汲んで自分で流す必要のあるトイレなどもあります。

古い施設、小さなお店や島などでトイレを借りる場合は覚悟が必要ですので、なるべく学校やホテルのトイレを使用することをおすすめします。🌟

至る所に警備員がいる

警備員

フィリピンは日本に比べ犯罪件数が多く、ショッピングモールや銀行等人が集まる施設では警備も強化されています!

ショッピングモールの入り口には警備員が配置され、中に入るためには荷物検査を通過する必要があります。モール内の通路や店の前にも警備員がいて、怪しい行動をしている人がいたらすぐに捕まえられる体制となっています。

それだけ犯罪が多く起こるということでもありますので、人の多い場所へ行く際はジッパー付きかばんを使う、斜めがけする等の注意を払いましょう。

冷房が効きすぎている

常夏のフィリピンですが、屋内ではとにかく冷房が効いており寒いです。オフィスやショッピングモール等で長時間過ごす場合は羽織を持っていると役立ちます。フィリピンでは、寒いくらいにエアコンを使うことがステータスの一つでもあるようです。

筆者がフィリピン滞在中に特に寒さを感じたのは、タクシー内、フェリー内、学校内、レストランで、中には羽織を羽織っても寒いと感じる場所もありました・・・。

Harry

特にバギオまでの移動バスは車内の冷房がとても効いており、非常に寒いです…。移動時間も3~4時間と長いので、なにか羽織れるものを持参することをおススメします!🚌

残った料理のテイクアウトOK

フィリピンのレストランの料理

フィリピンのレストランでは、どんな高級料理店でも、食事をして食べきれなかった場合の料理の持ち帰りが可能です。アルミに包んで容器に入れてくれる店からビニール袋にそのまま入れて口を縛って渡してくれる店まで、包み方はお店によって様々です(笑)。残った料理は自分で食べたり、現地の人はホームレスにあげたりするそうですよ。

ただし、テイクアウトの際は料理はすぐに冷蔵し、はやめに食べきるようにしましょう。

細かいおつりが無い場合も多い

レジをする人

タクシーや小さな店では細かいお金が用意されていないことが多く、大きいお金を渡すとおつりが無いと言われることがあります。そのためそのような場合は100ペソ以下のお札を用意しておき、なるべくぴったりの額を出すことをおすすめします。

特に大きな買い物でない限り、普段の生活で1000ペソ札を使う場面はめったにありません。ショッピングに行く程度であれば、500~200ペソ以下のお札を用意しておきましょう。

これは例外かもしれませんが、筆者がショッピングモールの中の服屋で買い物をした際、750ペソの服に1000ペソを出したらおつりの50ペソが無いと言われ、結局店員がほかの服屋に両替をしてもらいに行っていました(笑)。こんなケースもあるくらいなので、社会的に細かいお金が不足しているのでしょう。

数十ペソの買い物に500ペソ札を出したら受け付けてもらえないこともありましたので、場合によっては友達間でのお金の貸し借りも必要かもしれません。

また、タクシーやスーパーなどでは1ペソ以下の「センタボ」という単位が出てくることがありますが、多くの場合切り上げか切り捨てとなりペソまでの単位で計算されます。

渋滞は日常茶飯事

渋滞している道路

平日夕方と週末は特に、マニラやセブ等の都市部では渋滞が発生します。通常であれば10分程度の距離が、渋滞にはまって1時間かかることもあるようで、公共交通機関の整備が追い付いていないことが原因の一つだとか。

そのため時間に余裕がない場合はバイクタクシーの利用や徒歩を検討してみてください。特に少人数で出かける場合はバイクの方が安く済む場合もあります。海外でしかできない体験をしてみるのもよいかもしれませんね。

並ぶのは当たり前

週末のショッピングモール、大型スーパーのレジはかなり混雑しています。

カートに大量に食品を入れ列に並んでいる家族も多く、レジ待ち20~30分も当たり前。日本ではあまり考えられませんが、フィリピン人は並ぶことに慣れています。時々支払い時にトラブルが起き、何やらレジで店員が数人集まって話し合いをしている光景も目にしますが、割り切って気長に待ちましょう。

週末のスーパーを避けたり、時間に余裕を持って行動することをおすすめします。

まとめ

今回は、フィリピンの文化について大まかに説明しました。日本で暮らす私たちからすると戸惑ってしまうことも多くあると思いますが、現地の文化や価値観を理解し受け入れることも留学の中で学ぶことができる重要な経験であると思います!

この記事を通して渡航前にきちんとフィリピンについて知り、現地の文化を楽しんでいただけたらなと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次