フィリピンのバギオってどんな場所?意外と知られていない留学先「バギオ」の魅力を解説します!
フィリピンと聞くと、だいたいセブ島やマニラを想像する人が多いと思います!
留学先としても人気の高い都市「バギオ」
今回は、フィリピンのバギオはどんな場所なのかについてお話していきたいと思います!
ちなみに、フィリピンの都市をまとめて知りたい!という方には、こちらの記事にまとめていますのでこちらも読んでみてください♪
フィリピン「バギオ」ってどんなところ?
バギオの特徴
バギオの一番の特徴としては、フィリピンの避暑地として有名な場所です!標高1,500mの場所にあり、熱帯のイメージのあるフィリピンの中で、バギオの年間平均最高気温は20℃程度と比較的涼しく感じる気温です!
「教育の都市」とも呼ばれていることから、留学先の一つとして非常に人気があるのがバギオ!外国人の割合としては、日本を始めとして、韓国、中国、中東、アフリカからの語学留学生や大学生がいます!
しかし、バギオはまだそこまで日本人には知られておらず、バギオを調べている方のほとんどはフィリピンへ語学留学のための学校探しをしているタイミングでバギオを知るようです!
まず、そもそもバギオってフィリピンのどこにあるの?と思われた方、
バギオは、フィリピンの首都であるマニラと同じルソン島にあります!
マニラ空港から車で4時間と都市から離れた位置にあり、クラーク空港までは車で2時間かかります!2022年12月には空港も開設され、セブ空港から国内線が運航開始されています!
バギオの人口は、約35万人弱ほどで、面積は約57㎢で、東京都世田谷区と同じぐらいの広さになります!
バギオに住む人
バギオはその昔、農耕民族が集まる集落でした。その風土からかマニラやセブと比較すると、真面目で誠実な国民性が見受けられます。
豊かな自然で過ごしやすい気候ということもあり、涼しい場所を求めた余裕のある富裕層が多く暮らしています!フィリピンの大統領をはじめとするセレブたちが別荘を持ったり、避暑地として訪れたりもしているそうですよ!
フィリピン人ですらバギオに住んでみるのが夢、という方も多いくらいフィリピンで人気な一つの理由としては、やはり住む人が親切な人が多いというところも挙げられます!
タクシーのメーターもしっかりついていて、どのお店でお買い物、食事をしても必ず1ペソ単位で返してくれます!(他の都市だとなかなかありません…)
バギオの気候
バギオの気候は、非常に過ごしやすくフィリピンでもエアコンがいらないと言われています!年間を通して気温が低く、平均最高気温は20℃前後です!
その理由としては、バギオが標高1,500mの高さに位置しているという点にあります。日本で言えば熊本県の阿蘇山と同じくらいの標高に位置していて、気温がその分低くなることも想像できます!
セブやマニラにいると外に立ってるだけで汗ダラダラ…ですが、バギオでは移動で歩いていてもそんなことはありません!
バギオは、「フィリピンの軽井沢」と呼ばれ、日本の軽井沢町とは姉妹都市提携をしているそうです!
乾季(11月~4月)
11月から2月ぐらいはバギオの中でも気温が少し下がる時期で、早朝や夜は結構冷え込みます。
乾季の気温は、雨季と変わらず最高気温は25℃前後で、最低気温は10℃を下回る日があるので服装には注意です…!
乾季の雨は少ないですが、雨が全く降らないというわけではありません!1ヶ月の間に数日雨が降る日があるので、念のため雨具を用意しておくと良いでしょう。
雨季(5月~10月)
雨季のこの時期は、最高平均気温は25℃前後で、最低平均気温は15℃前後になり、雨が多い時期になりますが気温が低く、蒸し暑さやじめじめ感は感じません!雨季の始まりと終わりは午前中に晴れ間が続き、午後から雨が降ることが多いです。
1日中雨が降るのではなく、スコールのように短時間で大雨が降ってはやむのを繰り返す為、雨具は必須になります!折り畳み傘、レインブーツ、ポンチョなどの用意をしておくといいでしょう。
バギオという地名は、現地古語の「台風」に由来するという一説もあるほど、台風の通り道として昔からその影響を受けやすい立地で注意が必要です!
ベストシーズン(11月~4月)
バギオのベストシーズンは乾季にあたる11月〜4月です!
日本が冬の11~2月の間、フィリピンは乾季になるので、日本で寒さに凍えている時にフィリピンに行くのが完璧なプランです◎雨の影響や暑さによる不快感もなく、快適に過ごすことができる時期といえます♪
乾季であれば晴れの日も多く、穏やかな気候の中で勉強に集中もできます!
バギオの治安
バギオの治安は安全?
どの国にも言えることですが、都会は人が集まりやすく旅行者などが多く犯罪が多い傾向にあります!
バギオは、フィリピンの中でもマニラやセブと比べると1/20ほども犯罪発生率が低く、治安が良いと言われている都市になります♪
スリなどの軽犯罪はあるものの、問題になるような重犯罪は少ないです。そもそもアメリカ軍の避暑地として街がつくられ、今現在も国内の政治家や有力者たちの避暑地担っているので、治安が保たれています!
海外留学が初めての方や、治安の面で不安がある方にはおすすめです◎
気を付けるべきこと
バギオでまず注意すべき犯罪はぼったくりです!特に空港からホテルへ移動する際に格安移動をうたって外国人を呼び込み、法外な料金を請求してくるバスやタクシーが多いので注意が必要です!
バス乗り場周辺のタクシーとか、観光地の入り口など、そいういった場所は少し注意したほうが良さそうです。
他には、あきらかに外国人だと分かる服装で路地に入ったりするのは、危険です!ネックレスやブランドのバックなどを身に着けていると狙われやすいので、あまり華美な格好はしないようにすると安心ですね…
犯罪率
2020年時のデータによると、バギオでは年間1,655件の犯罪が発生しています。
比べて、東京都では年間8.27万件の犯罪件数が報告されており、犯罪率で見ると東京よりも安全なことが分かります!
バギオは、フィリピンの政治家や有力者たちにとっても避暑地である為、地方政府によって治安については厳しく統制されています!
バギオでおすすめの場所
バギオのメインロード「セッションロード」
セッションロードは北ルソンの商業中心地バギオ市の繁華街です!
セッションロードは東京でいう表参道といっても過言ではない場所で、レストランや商店が多く立ち並んでおり、周辺には市内各地へのジプシー乗り場があり、常に人で溢れています♪
おしゃれなカフェやレストランの他、古着屋さんもたくさんある活気あふれる場所として有名です!
カフェで読書、友達とご飯、ちょっとした散歩でも、留学中の休日の過ごし方に悩んだ際には、セッションロードで間違いないでしょう◎
ただ、バギオは山岳エリアなので曲がりくねった坂道がとても多いです。
とくにバギオの坂は日本の坂とは違ってかなり急こう配なので、長時間散策をする場合はスニーカーをおすすめします!
バギオのシンボル「バギオ大聖堂」
バギオ大聖堂は、1936年に創設されたローマカトリック大聖堂で、バギオのセッションロードに隣接しています!
バギオのシンボルともいえる大聖堂で、精神の支えでもあるとされているそうです!内部は美しいステンドグラスに彩られており、荘厳な雰囲気を醸し出しています!
そして今でも人々を迎え入れる大聖堂では、決まった時間にミサが行われます。「ミサ」とは「礼拝」の意味で、キリスト教の中でプロテスタントが「礼拝」と呼ぶなど、それぞれの宗派によって呼び方や儀式の方式が違いとのこと!
格安で有名な「バギオシティマーケット」
バギオシティマーケットは、セッションロードの近くにある、ローカルマーケットです♪
バギオを代表する果物である「イチゴ」は、なんと1キロあたりの価格はなんとP200と格安で販売されています!他にも、袋詰めされたトマトが5〜6玉で10ペソ(約23円)と驚くほど安いです!
バギオの農家で栽培されたレタス、キャベツ、カリフラワーなどの新鮮野菜も、都市部では考えられないほど安く購入が可能です!
そして、常夏のフィリピンにおいて標高1500メートルに位置するバギオは冷涼な気候にあり、涼しい気候からか他の地域で肉料理がメインなのに対し、ここバギオでは鮮度の高い野菜を食べることができます!気温による野菜の傷みがないことなども影響しているのかもしれません!
市場の中はかなり広くて見ごたえがあって、ザ・フィリピン!というような感じでがして、マーケットを散歩しているだけでも楽しいですよ♪
乗馬体験ができる「ライトパーク」
ライトパークはセッションロードからタクシーで15分程度の場所にあり、そこでは乗馬が楽しめます!
園内も非常にきれいでバギオ市民から愛されている公園です♪
そして驚くのは、日本では考えられない金額で乗馬体験ができることです!
基本価格は、1時間400ペソ(約880円)で時間に応じて行ける場所が変わります。最短は公園内の馬場のみのコースで30分200ペソ(約440円)です!
日本ではありえない激安価格でバギオの景色を楽しみなが乗馬ができるので、非常におすすめです♪
【遠出編】海を楽しむなら「サンファンビーチ」
サンフェルナンドはルソン島の北部ラウニオン州の州都です!
バギオから車で2時間ほど離れたところにあり、サンフェルナンドには商業施設や歴史的な建造物も多く、中華建築と西洋文化が混じり合ったような特徴があります!
そしてサンフェルナンドにある中でサンファンビーチというビーチがあり、留学生も休日にここへ来てビーチを堪能する人も多いです♪
サンファンビーチはサーファーが集まるビーチ有名でもあり、サーフボードを借りてサーフィンレッスンを受ける事も可能だそうです!
また、サンフェルナンドもバギオ同様治安が比較的良い地域ですので、安心して過ごすことができます◎
【遠出編】バギオを一望できる「マインズビューパーク」
バギオの中心から車で20分~30分の位置にある、バギオの中でも高台にある公園です!非常に見晴らしがよく、広大なバギオの街を一望することのできる場所になります♪
「Mines」は鉱山という意味でアメリカ占領下に栄えた鉱山が一望出来るため、「Mines View Park」と名付けられたそうです!
パークの中には、展望台もありますし、民族衣装がレンタルで着られる場所や、馬と撮影が出来たりサボテン等の植物やお土産が購入できます!
入場料はひとり1ペソで入場でき、外国人観光客からも非常に人気で1度は行ってみるのも良いと思います!
バギオでの語学留学の特徴
フィリピンの「教育の都市」と呼ばれるバギオ!バギオはフィリピン国内のあらゆる場所から、フィリピン人たちが観光や勉強に来るほどの場所でもあります!
フィリピン留学で英語を学ぶために、セブやマニラなどの有名観光地ではなく、バギオを選ぶ日本人の方達も多くいます!一般的なフィリピンのイメージとは全く異なり、バギオは留学先としてかなり魅力がいっぱいです!
優秀な講師が多く集まっている
有名な大学が数多くあり、人口の半数が学生という活気のある教育都市です!フィリピンの中でも教育水準が高く、毎年優秀な人材を輩出している地域とも言われています!
バギオは優秀な人の就職先として選ばれるからこそ、語学学校にも優秀な先生が揃っています!
上級レベルの講師はIELTSアカデミック8.0の講師の人もいるのだとか…!(イギリスの大学院の入学レベルはIELTS6.5から7.0です)
快適な気候で勉強に集中できる
1年間の平均気温は20度で平均最高気温も26度を超えることがなく、年間通して過ごしやすい場所です!フィリピンの他の地域はエアコン必須ですが、バギオはエアコンがなくても快適に過ごせます!
学習面と支出面を考えても、エアコン不要の涼しさというのはなかなか大きなメリットといえます!
フィリピンは、冬も寒くないというイメージがありますが、バギオの冬は気温が低く、最低気温が10度まで下がることもあり、パーカーなどの冬服を着る人も結構います。その時期に留学する場合は寒さ対策が必要です!
多くの学校がスパルタ式を採用
バギオには、フィリピンの中でも優秀な大学が多くあります!そして、「スパルタ授業」発祥の地と呼ばれているバギオの学校ではスパルタ式授業が多くの学校で取り入れられています!
授業の内容やレベルは学校によって異なりますが、中には「完全に母国語禁止」という学校や「平日の外出は禁止」という学校もあります!
なによりスパルタ校にいる留学生は、数ある学校の中で自らスパルタを選んで来る人ばかりです。留学生の人たちもみんな意識が高く、オンオフの切り替えが上手い為、一緒にメリハリある生活を送れる仲間に出会えるのも魅力の一つです♪
学生の学習意識が高く集中しやすい
マニラの空港からバスで5時間ほどかかり山奥の地方にあるバギオまで、わざわざ留学しに来る生徒は一般的に真面目な人が多いです!
留学生活を充実させるためにも「どういうタイプの生徒がいるか」は非常に重要です。
そしてなによりもバギオは、誘惑が少ない場所と言えます!セブにはビーチやバー、クラブなど遊べる場所がたくさんありますがバギオはそれに比べると、遊ぶ場所が多くはありません!
そのため、時間を効率よく使って語学学習に集中することができます!
バギオでおすすめの語学学校5選
PINES メインキャンパス
PINESメインキャンパスは、20年以上の歴史をもつ名門校!姉妹校があり、校内にはIELTS公式テストセンターもあるという、フィリピン留学の中でもトップクラスの実績を誇っています。
スパルタカリキュラムのパイオニアと言われるPINES!母国語禁止ルールを自身で採用することもでき、自身の裁量で英語との関わり方を決められます◎
「英語に集中したい!」「結果を出したい!」という人にはスパルタ式がおすすめです!
PINES メインキャンパスの寮は、他の学校では珍しい6人部屋があり、その分価格を抑えられることや多くの仲間との交流を楽しめることが魅力です!
◆おすすめの人
- 初級者~中級者の人
- しっかり英語だけに集中したい人
- 最高6人部屋もあるため、節約したい人
PINES チャピスキャンパス
姉妹校の、PINES チャピスキャンパスも20年以上の歴史をもつ名門校!
2020年4月からは試験対策専門キャンパスとしてリニューアルしたチャピスキャンパスは英語上級者の方にもおすすめの学校です◎
TOEIC、TOEFL、IELTS、OPIcの各種テスト対策コースも開講しており、個人の目的に合わせたコース選択が可能です!
また、IELTSを受験したいと考えている方には、IELTS点数保証コースがおすすめです!こちらは、8週間と12週間の2つのパターンがあります!
◆おすすめの人
- 英語上級者の方
- しっかり英語だけに集中したい人
- TOEIC、TOEFL、IELTSの点数を伸ばしたい人
MONOL
MONOLは「みんな一緒に英語を楽しもう」という韓国語に由来しています!その言葉の通り、バギオ最大級のキャンパスで、留学を最大限楽しむことができます♪
各授業の冒頭15分には、前日の授業の復習を実施するというのがMONOLの特徴です!実生活で使う言葉やコミュニケーション表現を、実践して定着させるのもポイント♪
また、ジム、ヨガ、ボクシング、屋上のピクニックエリア、ゴルフ練習場、の設備があり、MONOLのジムに関してはフィリピンの中で設備が一番充実しています!
そして、他校にはほとんどないサウナもあります!生活を楽しめる施設が整ってるのも人気の一つです!
◆おすすめの人
- スパルタ校で学びたい人
- 真面目な生徒の中で一緒に学びたい人
API BECI シティキャンパス
API BECI シティキャンパスでは、働きながら留学したいというニーズに合う様々なコースが用意されています!
ビジネス英語コースである「Biz2.0」では、学校スタッフとの留学開始前カウンセリングで、英語力や目的、コースに応じた希望の時間割や学習内容を確認します!そのため、ご自身にあったスケジュールと受講トピックを選ぶことができるのも魅力の一つです!
さらに、API BECIでは、SP(Speaking Prescription)プログラムという独自のスピーキング特化プログラムがあります!
ビデオ撮影によるスピーキングテスト(SPテスト)を実施しています!自分のスピーキング力を視覚的に確認することのできる学習方法はAPI BECI シティキャンパスならではの特徴です!
◆おすすめの人
- ビジネス英語を強化したい人
- スピーキングを強化したい人
- 留学後にワーキングホリデーを考えている人
Baguio JIC プレミアム校
Baguio JICプレミアム校舎は2023年にリノベーションされたばかりで校内や寮が非常にきれいです!
校内にカフェやスーパーマーケットがあり生活にとても便利です!それに加えて学生ラウンジ、ビジネスラウンジ、コワーキングスペース、ジム、ゴルフ練習場など他校と比べ充実の設備が整っています!
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◆おすすめの人
- 楽しみながら英語を学びたい人
- ビジネス英語を強化したい人
さいごに
バギオに興味があって、バギオ情報を調べている方にとって、ざっとバギオがどんな場所で特徴を持っているのかをイメージしてもらえたなら幸いです♪
バギオは教育の都市と呼ばれ、意識の高い学生たちが集まる傾向にあるため、しっかり英語に打ち込むことができます!
また、バギオ自体まだまだ留学先としての知名度が低いため、セブやマニラに比べ日本人留学生がとても少なく、英語環境に身を置きたい人にはぴったりな都市です!
初めての留学の方や治安が心配な方、山の自然に囲まれながら勉強に集中したい方にぴったりなので、是非、留学都市の一つとしてご検討してみてください!