子供の留学で、私たち大人が学ぶ

子供を留学させる理由ってなんだろう
英語ができるようになってほしいとか、もっと広い世界を知ってほしいとか、子どもを海外に送り出す親の気持ちは、人それぞれだと思う。
留学という機会を与えること、それ自体は間違いなく大きな贈り物です。
ただお子さんの留学について最近思うことは、「何を学んでほしい」よりも子供が”どんなふうに学んでいくか”の方が大切なのではないかと思います。
用意された環境の中で吸収する知識だけではなく、戸惑ったり、考え込んだり、自分なりのやり方を模索したり。
大人も子供も、人は何かがわからないまま始まった時や、わからないまま動き出した時にこそ、何かを深く感じ、その中で生まれる学びがある気がします。
留学って、知らないことだらけの世界に飛び込むことです。
言葉も習慣も当たり前もまるで全然違う。
そこで子供は「わからない」という状態に、何度も出会い続けます。
でも大人になると、子供になんでも「答え」を教えたくなる。
「こうしたほうがいいよ」
「それは間違ってるよ」
こんなふうに、先回りして子供におしえる、伝えるのは親として当然なことかもしれません。
ただ、留学の面白さっていうのは、そこに”正解がない”ことだと思います。
先生が遅刻しても、バスが時刻通りに来なくても、誰も謝らない。(笑)
レストランで頼んだはずの注文が通ってなくても、まあいっか!で済まされる。
そんな曖昧さや抜け感に、日本で育ってきた子供たちに限らず大人でも戸惑います。
でも同時に「じゃあ自分ならどうするか?」という選択肢が生まれる。


苦手と向き合う瞬間
留学中のある男の子のお話です。
シャイで英語を話すのも聞かれるのも苦手。
授業中も発信はほとんどせず、聞かれても小声で答えるだけ。
ある日、勇気を出して「Can I have same water, please?」とフィリピンスタッフに言った時、発音がうまく伝わらず、軽く笑われてしまいました。
本人はそれがとてもショックだったようで、その日はずっと黙り込んでいました。
でも翌日、彼はもう一度、水を頼みに行ったのです。
前の日よりもはっきりした声で、伝えようとしている姿を見ました。
たった一言を言うために、自分の中でどれだけの葛藤があっただろうかと思うと、それだけで胸に残る場面でした。
「伝わらなかったから、やめる」じゃなくて「伝えたいから、もう一度言う」
その選択は、英語の正さと全く関係ない、本人の内側から出てきた”意志”そのものだったと思いました。
正さより自分で選ぶことの価値
私はこうした経験にこそ「学びの余白」があると思っています。
発音が正しいか、文法が合っているかよりも「自分がどう感じて、どう動くか」を自分で選ぶこと。
誰かに言われたからじゃなく、自分の意思で「もう一度言ってみる」と決めたこと。
それは結果がどうであれ、本人の中にちゃんと残る選択です。
正解にたどり着くことより、自分なりのやり方を見つけていくこと、その積み重ねが、自信につながっていくと思います。
留学ってそんな「自分で選ぶ力」を育てる場所なんじゃないかと思います。
わからないこと、に慣れていく場
英語が話せるようになることは、もちろん価値がありますが、英語が通じなくてもなんとかなることを、
身体で知っていくプロセスも、長く深く残る気がします。
そしてその感覚は、大人になってから効いてきます。
言葉が通じない場面、正解が見えない仕事、誰も決めてくれない人生の選択。
そんなときに「あのとき感じた何か」が、そっと背中を押してくれる。
英語が話せるようになるのは素晴らしい。
でも、誰かに頼ったり、頼られたり、不便を乗り越えた記憶こそが、その子の根っこを、これからの人生の中で静かに支えてくれるような気がします。
わからないままでも、自分で探していけるような力を育てる。
そんな留学のかたちも、これからますます大切になっていく気がしています。
子どもの留学を考えている方
子供の留学は親にとっても初めての連続です。
だからこそ、わからないことや不安に思うことは当然だと思います。
「うちの場合はどうなんだろう?」
そのくらい、素朴な疑問からで構いません。
学校の紹介だけでなく、ご家庭ごとの状況や考え方に合わせて、一緒に考えていきます!
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