【留学準備ハンドブック】フィリピンへ留学する方必見!パスポート発行から持ち物リストまで
フィリピン留学の準備を始める方必見!何をどのように準備すればよいか詳しくご紹介します!パスポートの発行方法、航空券の取得や保険加入など、幅広く取り上げています。ぜひ参考になさってください!
パスポートの発行
海外に行く際に必ず必要となるパスポート。初めて海外に向かう方でもご安心ください!ここでは、パスポートの新規発行、更新について詳しく解説します!パスポートの有無、有効期限によって取得方法は異なります。
- パスポートを持っていない方
- パスポートが有効期限切れの方
- 出国後6カ月以内に有効期限が切れる方
パスポートを持っていない方
初めてパスポートを申請する手続きの流れをご紹介します!
パスポートの申請するためには、4~5種類の書類が必要となります。以下、必要な書類の一覧です。なお、各自治体のホームページも一度ご確認ください。
- 一般旅券発給申請書 1通
- 戸籍謄本 1通
- 住民票の写し 1通 (必要な方だけ)
- 写真 1葉
- 本人確認書類
各書類について詳しく見てみましょう!
一般旅券発給申請書 1通
こちらは2つの方法で準備できます。ご自身の都合に合わせてご用意ください。
a. 外務省ホームページより、Web上でパスポート申請書に入力し、ダウンロードする。
b. パスポート申請窓口で、手書きでパスポート申請書に記入する。
戸籍謄本 1通
申請日前6カ月以内に作成されたものをご用意ください。
住民票の写し 1通(必要な方だけ)
住民票が必要になるのは以下の方です。
a. 住民基本台帳ネットワークシステムの利用を希望されていない方
b. 住民登録をしていない単身赴任先や就学先などの都道府県で申請される方
写真 1葉
申請日前6カ月以内に撮影された、縦45㎜×横35㎜で無背景の写真をご用意ください。写真の裏面には申請者の名前を記入してください。
本人確認書類
a. 1点のみで良い書類
マイナンバーカード、運転免許証、船員手帳など
b. 2点必要な書類(A・Bの各1点またはAから2点)
A:健康保険証、共済組合員証、年金証書、印鑑登録証明書など
B:学生証、会社の身分証明書など
STEP1で集めた書類をもって、住民登録している都道府県のパスポート申請窓口へ行きましょう!申請から受領までに、通常1週間程度はかかるので、余裕をもって申請しましょう◎
※未成年者の申請、代理人による申請書提出は別途手続きが必要となります
パスポートが有効期限切れの方
パスポートの有効期限が切れている方は、再び新規作成していただく必要があります。上記のパスポート申請の流れに沿って、作成ください。
また、パスポートの失効処理をする場合があるので、期限切れパスポートも持参していきましょう。
出国後6ヶ月以内にパスポートが有効期限切れとなる方
パスポートは、入国日から6カ月以上の有効期限が必要です。パスポートの残存有効期間が1年未満である場合、パスポートの更新ができます。更新は、パスポート申請窓口またはオンラインでも可能です◎
※オンラインでの申請には、マイナンバーカードが必要です
航空券の購入
ここでは、「航空券を取得する際に注意すること」「どこの空港を目的地にすればよいのか」について詳しく解説していきます!留学期間が一か月を超える予定の方は特に、航空券の取り方に注意する必要があります。
航空券の取得(2024年4月23日更新)
入国時に必要な出国用航空券
日本を出国する際、「フィリピンから出国する航空券」の所持が必要となります!フィリピンでは入国時に、フィリピンを出国する航空券を提示する必要があります。そのため、事前に往復航空券を取得しておく必要があるのです!
ここで注意したいポイントがあります。30日以内の留学の場合、帰国便の航空券を取得すれば問題ありません。しかし、31日以上の留学を考えている場合、「捨てチケット」が必要となります。
捨てチケットを購入する際は、シンガポールなどがおすすめです!フィリピンから近い国なら、航空券は安く抑えられます◎
「入国前、まずは捨てチケットとしてフィリピンから安く行ける国へのチケットを買う。後ほど、日本(または他国)へのチケットを予約しなおす」。このような流れで、捨てチケットをご用意ください!
セブの学校の場合
セブ島への留学をご希望の方は、マクタン島にあるマクタン・セブ空港行きの航空券をご用意ください。
マクタン・セブ空港には、経由便と直行便があります。成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港から直行便が運航しています。セブパシフィック航空、フィリピン航空などで直行便が利用可能です◎所要時間は約4~5時間です。
料金は往復6~9万が目安となります。
※時期や航空会社によって変動します
空港からは、前払い式のクーポンタクシーとメータータクシーが出ています。セブ市内まで40分~1時間、マクタン島のホテルまで20分~30分ほどかかります。
クラークの学校の場合
クラークへの留学をご希望の方は、クラーク国際空港もしくはマニラ空港(ニノイ・アキノ国際空港)行きの航空券をご用意ください。どちらの空港も、ルソン島に位置しています。地図は以下の通りです。
クラーク国際空港
クラーク国際空港には、成田国際空港から、関西国際空港から直行便が出ています。市街地へは、タクシーで約20分ほどかかります。
航空券料金は往復6~9万が目安となります。
※時期や航空会社によって変動します
マニラ国際空港(ニノイ・アキノ国際空港)
マニラ空港では、成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港から直行便が出ています。マニラ空港からクラークへは車で2時間ほどかかりますが、日本からのアクセスしやすさがポイントです☆
航空券料金は往復6~9万が目安となります。
※時期や航空会社によって変動します
バギオの学校の場合
バギオへの留学をご希望の方は、クラーク空港もしくはマニラ空港行きの航空券をご用意ください。バギオはルソン島の中部に位置しています。位置関係は以下の地図をご覧ください。
クラーク国際空港
クラーク国際空港には成田国際空港、関西国際空港から、直行便が出ています。クラーク国際空港の方が、バギオに近いです。現地での移動時間は短くしたい方は、クラーク国際空港の利用がおすすめです◎バギオへは、学校による送迎か、バスで向かうことになります。
航空券料金は往復6~9万が目安となります。
※時期や航空会社によって変動します
マニラ国際空港(ニノイ・アキノ国際空港)
マニラ空港には成田国際空港、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港から直行便が出ています。バギオとは離れた位置にありますが、学校によっては送迎がある場合がございます。送迎がない場合は、バスでの移動となります。
航空券料金は往復6~9万が目安となります。
※時期や航空会社によって変動します
クラーク空港、マニラ空港からバスを個人でチャーターしてバギオへ向かう方もいらっしゃると思います。その際注意していただきたいのが、バスの冷房です!冷房がかなり強めに設定されているうえ、長時間の移動となりますので羽織ものは必須となります!
海外旅行保険への加入
フィリピンへの留学で欠かせないのは海外旅行保険です。留学中の病気や事故、物の紛失などに役立ちます。慣れない環境や食生活に、体調を崩してしまう方もいるようです。入院した際、高額な支払額に頭を抱えることのないよう、保険には加入しておきましょう!
ここでは、保険会社を利用する場合、クレジットカード付帯保険を利用する場合の2つをご紹介します!
保険会社を利用
留学では、多くの方が海外旅行保険会社による保険を選択します。保険会社・プランを選ぶ際には、下記のポイントに注目しましょう!
- 補償内容
- 保険料
- サポートサービス
それでは詳しく見ていきましょう!
補償内容
フィリピン留学で最も利用されている保険は、「携行品損害補償」「治癒費用補償」です。
フィリピンは日本と比べて治安はよくありません。ふと気を抜いてしまうと、スリに遭う可能性があります!そんな時のため、携行品損害補償の保険には加入しておけば安心ですね◎保険のプランによって、スマートフォンやカメラへの補償は追加料金が必要な場合があるので要確認です!
私もスマートフォンを盗まれました、、、。でも保険に入っていたので、なんとかなりました!保険に入っていてよかったと心から思いました!
そして治癒費用補償は最も重要と言っても過言ではありません!体調を崩したり、事故に巻き込まれたりと、予想外のことが起きる可能性が高いです。「自分は健康だから大丈夫!」と自信のある方でも、こちらの保険への加入はおすすめしています!
また、新型コロナウイルスの感染治療に対応しているかどうかもご確認ください。
保険料と保険金額
海外旅行保険が必要だとは言え、なるべく費用は抑えたいですね。ただ、やみくもに安い保険に加入するのはおすすめしません。治療費などは高額になりやすく、保険金額が足りない場合も考えられます。保険料とともに、保険金額についても確認しましょう◎
サポートサービス
海外旅行保険には様々なサポートサービスがついてきます。その中でも、「日本語対応サポート」があると心強いです。24時間対応だとなおよいですね◎パニックになったとき、いつでも頼れる機関があると安心です!
クレジットカード付帯保険を利用
クレジットカードには、海外旅行保険の付帯サービスがあります。「自動付帯」と「利用付帯」の2つがあり、補償適用条件が異なります。違いは以下の通りです。ご自身のカードについてご確認ください。
自動付帯:カードを所持していると保険適用
利用付帯:利用する公共交通機関などの料金をカードで支払うと保険適用
保険適用期間は、90日間となっています。保険料を抑えられるというメリットがある一方で、補償限度額が低いというデメリットがあります。そのため、留学に向けては旅行保険会社による保険に加入することをおすすめしています。
新型コロナウイルス感染症関連(7月21日更新)
フィリピンでは2023年7月21日、公衆衛生上の緊急事態宣言が解除されました。それに伴い、ワクチン接種の有無に関係なく入国が可能となりました。入国時の「ワクチン接種証明書」「陰性証明書」の提示も不要です。後ほど詳しく説明しますが、e-Travelの登録は必ず行ってください◎
持ち物の準備
持ち物リスト
しまった!また忘れ物だ!忘れ物もだけど、持ってきておいた方が良かったものも意外と多いな、、、。現地で困るならもっとしっかり準備しておけばよかった💦
海外に行くときは、準備万端にして少しでも安心したいよね。準備する時は、次から下の持ち物表を参考にしてみて!あるとよい物も書いてあるよ!
必要なもの
必要なもの | 備考 |
---|---|
パスポート | 有効期間の確認を!! |
往復航空券 | 航空券予約時の予約確認書を印刷してください |
入学許可証 | 印刷してください |
現金 | 当分の生活資金などに使います |
クレジットカード | 最低1枚は持参を!海外で使えるキャッシング機能つきがおすすめです |
スマートフォン | 詳しくは下の「スマホ・携帯電話の通信について」をご覧ください |
筆記用具 | 税関申告書等ですぐ取り出せるようにしましょう |
パスポートのコピー | パスポート紛失時に備えて必要です |
衣類 | 冷房に備えて羽織ものも必要です |
下着 | 現地ではサイズが日本と異なる場合がございます |
常備薬・医薬品 | 持病がある方は、英語の処方箋を医師に書いてもらいましょう |
マスク・体温計 | |
化粧品など | 洗顔フォームなど、肌に合わない可能性があります |
文房具・ノート | |
トイレットペーパー | 現地には備え付けはありません |
あると便利なもの
あると便利なもの | 備考 |
---|---|
ノートパソコン | ライティング、リスニングの学習に便利です |
SIMカード | 現地で購入が必要になります |
キャッシュカード | 海外のATMで使えるものがあります |
電子辞書 | スマートフォンで見れる辞書がおすすめです |
滞在先予約確認書 | ホテルの宿泊を予定している人のみ用意してください |
空港送迎情報 | 連絡先や集合先が記載された書類・メールがあると安心です |
ポケットティッシュ | 現地のトイレで困りません |
アルコール消毒液 | |
サンダル・スリッパ | |
移動用バッグ | 校内では手提げ、校外では前がけできるバッグがおすすめ |
ドライヤー・ヘアアイロン | 海外対応品もしくは変圧器の利用で使えます |
参考書 | ネットで読める参考書がおすすめ |
虫よけ、爪切りなど | |
抗原検査キット | |
保険・カード会社の連絡先 |
その他
現地通貨(ペソ)について
ここでは、主に両替に関する情報をご紹介します!留学の費用には、事前に日本でお支払いいただく費用と、現地でお支払いいただく費用がございます。現地費用については、ペソで支払う必要がでてくるのです。
いつどこで両替すればいいの?日本で全部両替しておいた方が安全?
日本で全部両替するのはちょっと待って!もっとお得に両替できる方法があるよ!入学直後の流れから、両替について確認しよう!
留学初日、オリエンテーションでは近くのスーパーへのお買い物などが行われるケースが多いです。買い物の仕方を覚えると同時に、現地で両替する方法も知ることができます。その際に、学校に支払う現地費用についても両替することがおすすめ◎
レートの関係上、日本でペソに両替するよりも現地で行った方がお得になります!ただ、あらかじめ日本で1万円ほど両替しておくとよいでしょう。
なるほど!現金が足りなくなるのが怖いね、、、。お金はいっぱい持っていこうかな!
その必要はないよ!キャッシュカードや、キャッシング機能があるクレジットカードがあれば大丈夫!
キャッシング機能のあるクレジットカードがあれば、現金が足りなくなる心配もありません。しかし注意点があります!日本で事前申請が必要です!この申請から反映するまで、1~2週間はかかるのでご注意ください。
スマホ・携帯電話の通信について
現地でスマートフォンを利用する場合、現地でSIMカードを購入する必要があります。そのため、事前にスマートフォンをSIMフリー(SIMロック解除)の状態にしておく必要があります。
もともとSIMフリーのスマートフォンなら問題ありませんが、SIMロックになっている場合は事前準備が必要です!携帯キャリアや機種によって、SIMロックの状況は異なります。まずはご自身のスマートフォンをご確認ください。
SIMロック解除については、キャリアによってはオンラインで行えるものもございます。不安な方は店舗でお願いしましょう!
現地では、空港でSIMカードを購入できます。購入後の流れについては、以下の記事をご覧ください!
電源プラグ・変圧器について
フィリピンの電源プラグの形状は日本と同じAタイプです。そのため、変換プラグは必要ありません◎
日本とフィリピンでは電圧が異なるため、海外非対応の電化製品を現地で使うと、壊れてしまいます。ご自身の電化製品のコンセントをご覧ください!「100~240V」「50~60Hz」と書いてあれば、現地でお使いいただけます◎対応していない場合は、変圧器を購入ください。
こちらのCSPトラベルさんの記事でも詳しく説明しているので、参考にしてみてください!
e-Travel・税関申告の登録
フィリピンへの出入国には、eTravelの登録が必須となっています。出発予定時刻72時間前から登録可能となっているので、お忘れなきようお願いいたします◎
同時に、オンラインでの税関申告登録もお願いいたします。eTravel登録後の画面で、税関申告登録可能となります。以前までは紙ベースでしたが、2024年2月頃からオンラインでの税関申告登録が行われるようになりました。
空港によってはオンラインでの税関申告登録がマストになる場合があるようです。そのため、オンラインでの事前登録をおすすめいたします!
詳しい登録方法は、以下の記事をご覧ください。
さいごに
留学準備はやることがたくさんありますが、こちらの記事で皆様の準備を少しでもサポートできれば幸いです。最新情報の確認もよろしくお願いいたします!準備万端で充実したフィリピン留学を迎えましょう♪